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スマホを使うだけで、学力は下がる

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スマホ使用による、成績に及ぼす影響!

4時間以上スマホを使用すると、2時間の学習効果が消える!?

今や子どもたちの大半が携帯やスマホを持つ時代。内閣府28年度データによると、携帯・スマホの保持率は満10歳以上の小学生で約52%、中学生では約62%、高校生では約96%で1人1台保持している時代になっています。

これに合わせて深刻な問題になっているのが携帯・スマホ使用による視力への悪影響です。当サイトでは、視力への悪影響についてさまざまな視点から紹介してきましたが、今回は、「携帯・スマホ使用と子どもの学力低下の関係性」を紹介します。すでに数年前、携帯・スマホを使うほど子どもの学力は下がる、という東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会が発表した研究結果が発表されていたのです。

小学生の携帯、スマホの保持率

※調査対象:満10歳(小学校 4年生)から満17歳までの青少年5,000人。

中学生の携帯・スマホの保持率

まず、グラフ「平日の携帯・スマホ使用時間と学力」を見てください。平成26年度仙台市標準学力検査、仙台市生活・学習状況調査の結果です。仙台市立中学校に通う全生徒の有効な回答をした2万2,439名のデータを解析したものです。縦軸は数学テスト(or国語)の平均点です。横軸は生徒たちが平日に携帯やスマホを何時間使っているかを調査して6群に分けたものです。それを平日の自宅での勉強時間の長さごとに3群に分けて解析しています。

このグラフを読み取っていくと、以下のことがことがわかります。

  • 自宅学習時間が長いほどテストの成績がよい。
  • 自宅で勉強をするしないに関係なく、携帯・スマホを使う時間が長い子どもほが成績が悪い。
  • 携帯・スマホの使用時間が1時間未満の群の成績が一番よい。

●とくに数学の成績に顕著ですが、たとえ家で2時間以上勉強したとしても、携帯・スマホを3時間以上使ってしまうと、ほとんど勉強しない家庭学習時間が30分未満の携帯・スマホを使わない(非所持)子どもたちのほうが成績がよくなる、という驚く結果が出ています。2時間以上勉強しても、携帯・スマホを長時間使うことでその努力が消されてしまっているのです。

「ながら勉強」の蔓延が学力低下に!?

この結果について、「携帯・スマホを使っている時間が長くなれば、その分睡眠時間も短くなり、それが成績低下につながっているのでは」と考える人もいるはず。

そこで見ていただきたいのが、次のグラフ「平日のスマホなどの使用時間と睡眠」です。睡眠時間の長さ、スマホ等の使用時間、学力の3つの関係を解析したものです。

これを見ると、睡眠時間が6時間未満の生徒の成績は、スマホ等の使用時間にかかわらず成績が低いという結果が出ています。睡眠不足が成績低下につがることは事実ですが、数学も国語も、睡眠時間の長さに関係なく、スマホ等の使用時間が長ければ長いほど成績が低いのです。

では、携帯・スマホを使うとなぜ、勉強していても成績は低下してしまうのでしょうか。
その一つに「ながら勉強」の蔓延があります。平成27年1月に仙台市の中学校の協力で「スマホ保持者のスマホ利用の現況を調査」した結果、自宅で勉強中に

  • スマホを使って音楽を聴く子どもが約60%
  • 無料動画を見る子どもが約30%
  • 無料通話アプリを使う子どもが約29%

いたそうです。また、同年度の「スマホを所持しており、かつ勉強中のスマホ使用率の高い中学生」を対象にした調査でも、約3分の2が勉強中にスマホを使って音楽を聴いており

  • 勉強中にゲームをしていると回答した子どもが34%
  • 勉強中に動画を視聴している子どもが44%
  • LINEをしている子どもが43%

いることが判明。勉強に集中すればゲームはできませんし、ゲームに集中すれば勉強に手がつかないのは当たり前のことです。LINEなどは、メッセージが入らなくても、勉強中に電源を入れたままスマホを机の上に置いておくだけで、注意散漫になりやすく、学習に悪影響を及ぼすことが想像できます。認知脳科学的には、人はひとつのことに集中するようにできていて、逆に集中の邪魔になる情報には脳の中で自動的に抑制がかかることが知られているそうです。

スマホが脳発達に悪影響を及ぼしている!?

スマホ・携帯を含むIT・デジタル機器は、直接的に脳への大きな影響を与えていることも調査で分かってきています。

対人コミュニケーション場面で、脳活動計測をおこなったところ、実際に誰かの顔を見て話をすると前頭前野(脳の情報処理の中枢)大いに働くのに、同じ人と電話で話をさせると、全くといっていいほど働きません。また、文章を書くときの脳活動計測でも、手書きで手紙を書くと前頭前野は大いに働くのに、パソコンや携帯電話で手紙を書かせると全く働かない。

対人コミュニケーションでは、対面している相手の気持ちを察して思いやったり気遣いをするなどコミュニケーションがうまくいく努力をしますが、相手が目の前にいない電話などの場合、その必要がないため前頭前野は働かなくなる。また、パソミンや携帯で文章を書くと、漢字を思い出し、それを文字として表現するという脳の働きが一切必要ない。

現代の子どもはスマホを使いこなすことで、コミュニケーションも対面型のリアルコミュニケーションの機会が減り、情報処理も自分の脳を使う頻度が減っています。日常生活の中で、発達期の子どもが脳を使う機会が減るということは、言語知能や脳発達に悪影響を及ぼすのです。

今や子どもたちの大半が携帯やスマホを持つ時代。それを子どもたちから取り上げ禁止するということはなかなかできません。それならば、

●スマホや携帯の使用時間は、1日1時間以内にする

●勉強中や睡眠中はスマホや携帯の電源をOFFにする、など家庭でルールをつくる。さらに家族のコミュニケーションを深めるためにも食事中、会話中もスマホや携帯の電源をOFFする。

子どもの視力低下は親の責任といわれます。学力についても、せっかく自宅で勉強しているのに携帯・スマホ使用でそれが無駄にならないようにするためにも、親がルールを決めることが重要だといえます。東北大学加齢医学研究所と仙台市教育委員会が発表した研究結果では、スマホを新たに使い始めたり、使用を継続している生徒は成績が低下しているのに対し、スマホを中止した生徒は成績が著しく改善したというデータも出ています。

携帯・スマホ使用と子どもの学力低下の関係性についてもっと詳しく知りたい方は、川島隆太医学博士著の(株)集英社発行「スマホが学力を破壊する」をお読みください。スマホによる学力低下についての驚きの内容がデータとともに豊富に掲載されています。

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